生卵よりゆで卵?卵でしっかりタンパク質を補給

「タンパク質」というと、お肉などの次に、卵を思い浮かべませんか?
私は昔ディズニーの「美女と野獣」というビデオ
(当時はまだビデオ)が大好きで何十回と観ましたが、
その中に筋肉ムキムキのガストンという男性が出てきます。

その男性のとあるシーンで、卵を4ダース食べていたと言いながら生卵を飲むシーンがあり、
筋肉=生卵を飲む、というイメージがいまだにあります。

私だけでなく、ちょっと前までは、
プロレスラーの方やボディビルダーの方が
生卵を飲むシーンはテレビでも見かけていたんじゃないでしょうか。

しかし、実際に生卵はタンパク源として有効なのでしょうか。

そこで、卵をタンパク源としてしっかり吸収するには
どんな食べ方が効率的なのか調べてみました。

生卵よりゆで卵!目指せ坂○さん

調べて分かったのが、実は生卵よりゆで卵のほうが
タンパク質の吸収率がいいということです。

タンパク質は、必ずしも食べた分だけ吸収される訳ではありません。

アミノ酸○%!!と書いてあっても、
100%吸収されて、体の一部として使われるわけではないのです。

生卵にはオボムコイドという成分が含まれており
この成分によってタンパク質の吸収をジャマされると、
卵のタンパク質をうまく分解できなくなります。

そのジャマをするオボムコイドという成分は、
加熱することで全部ではないですが分解されます。

そのため、卵を食べる際は火を通した方が
タンパク質の吸収率が上がるのです。

お肉や魚と一緒に食べるとなお良い!

また、加熱するだけでなく、
お肉や魚に含まれる成分も、オボムコイドの働きを弱めてくれます。
そのため、卵単体で食べるよりも、
お肉やお魚と一緒に食べた方がタンパク質の吸収率は上がります

例えば、おでんを食べる時は、
卵と練り物を一緒に食べる。
卵焼きをする時は、ベーコンやウインナーも一緒に焼く。
オムレツにチキンを入れる。
などがあります。

ただし、タンパク質を意識するあまり、
脂身の多い食事に偏ってしまうのは気をつけましょう

またタンパク質は腸で詰まりやすいので、
便秘にならないためにも野菜やキノコ、海藻などと一緒に食べるように心がけましょう。