甘いものがやめられないのはタンパク質不足が原因?

甘いものがやめられない
気が付くとチョコを一袋食べてしまっている

と、甘いものがやめられなくて悩んでいる方は多いですよね。
かくいう管理人も甘いものが大好きなので、甘いものがやめられない気持ちはすごくわかります…

そんな、甘いものがやめられないという症状、実はタンパク質不足が原因かもしれません。

甘いものとタンパク質、一見関係ないように見えますが、どんな関係があるんでしょうか。
甘いものがやめられない事とタンパク質不足の関係についてご紹介していきたいと思います。

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タンパク質不足で甘いものがやめられない?

甘いものとタンパク質がどうして関係あるの…?と思いますが、タンパク質が不足すると脳内のセロトニンが不足するんです。
セロトニンとは、別名幸せホルモンとも呼ばれるホルモンで、気分や感情をコントロールしたり、ストレスを和らげたり、衝動行動や依存症を抑制する作用などがあります。

また、セロトニンが不足すると、手っ取り早くエネルギーになる甘いものを欲してしまうことも分かっています
しかしそこで甘いものを食べてしまうと、さらにセロトニンが不足するという悪循環が起きてしまうんです。

セロトニンが不足する原因とは?

ではセロトニンが不足するのはなぜでしょうか。
原因はいくつかありますが、ダイエット中においてはタンパク質不足、というのが考えられます。
ダイエットをすると食べる量を減らしたりヘルシーなものを選びがちですが、そうするとタンパク質が不足しやすくなります。

セロトニンの材料はアミノ酸なので、タンパク質が不足するとセロトニンがうまく作れず不足し、甘いものを食べたくなってしまいます。
そして衝動的に甘いもををたくさん食べてしまった日は、太らないように…と、夜ごはんは野菜だけにしたり、食べなかったり、カロリーの低い春雨スープなんかで済ましてしまっていませんか。

そうするとまたタンパク質が補えず、セロトニンがまた不足してしまうんですね。

しかも甘いものというのは食べた後一気に血糖値が上がるんですが、血糖値は一気に上がるほど、また一気に下がってしまうんです。

血糖値が一気に下がると今度は空腹感を感じてしまうので、また甘いものがほしくなります。

そのため、甘いものがやめられないという無限ループができてしまうんです。

タンパク質が不足→セロトニンが不足→甘いものを食べる→血糖値が急上昇&急降下でまた甘いものがほしくなる→甘いものを食べ過ぎてご飯を抜く→またタンパク質が不足する

こんな感じで甘いものがやめられなくなってしまいます。
衝動的に甘いものがほしくなる、イライラしてチョコやケーキなどドカ食いしてしまう、そんな時はセロトニン不足が原因かもしれません。

セロトニンを増やしてダイエットする方法

ではセロトニンを増やし、甘いものへの欲求を抑えて上手にダイエットするにはどうしたらいいでしょうか。
まずはもちろん材料となっているタンパク質をしっかり補うことです。

タンパク質というとお肉やお魚が思いつきますが、毎食取り入れるのはけっこう難しいですよね。
そこでおすすめなのが、おやつでタンパク質を取り入れることです。

おやつに向いていてタンパク質が豊富なのは、チーズとナッツです。

おつまみ用のチーズやナッツであれば、おやつとしても食べられますし、オフィスでもちょこっとつまんだりできます。

チーズやナッツであれば、タンパク質だけでなくビタミンBやビタミンCも豊富です。
ビタミンBは糖質の代謝やタンパク質の代謝に不可欠な栄養素なので、一緒にとれて一石二鳥です。

タンパク質が豊富なおやつは他には、あたりめや豆乳があります。

豆乳は独特の豆臭さがあるので苦手な方はコーヒーを足してカフェオレにしたりココアにすると飲みやすいです。

ストレスが溜まって、「あー甘いものが食べたい!!」という時は、まずソイラテやソイココアを飲んで一息つくと、食べたい欲求が落ち着きますよ。

セロトニンをもっと分泌させるには

甘いものへの衝動を落ち着かせ、セロトニンをもっと分泌させるには他に

  • 早寝早起きをする
  • 腸内環境を整える
  • 太陽光をしっかり浴びる

などがあります。

早寝早起きをすることでセロトニン神経を強くすることができるので、セロトニンの減少を予防することができます。

また、セロトニンの90%は腸内にいるので、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖などで腸内環境を整えることはセロトニンの分泌を増やすことにつながります。

太陽光を浴びることもセロトニンの分泌をアップさせるので、外出する予定がない日でも、カーテンを開けて太陽光を浴びておきましょう。
これらのことを意識するだけでも、セロトニンの分泌が活発になり、甘いものを食べたい!という衝動が減ってきます。

セロトニンを増やすことは、うつ病や不眠症の予防、イライラ感や不安感を減らすことにもつながるので、精神の健康にもおすすめです。