痩せる時は胸や上半身ばかり痩せるのに、太る時は太ももやお尻から…

そんなお肉が付きやすい下半身ですが、下半身が太るには理由があります。

上半身より下半身が太る理由

胸は全然大きくならないのに、下半身にはすぐにお肉がつく。
それにはある理由があります。

脂肪には、「脂肪を使おうとする細胞」と「脂肪を溜めこもうとする細胞」の2種類があります。

この2種類が体の中でバランスよく配置されていればよかったんですが、残念ながら上半身には

脂肪を使う細胞:脂肪を溜め込む細胞=6:1

で配置されているのに対し、下半身には

脂肪を使う細胞:脂肪を溜め込む細胞=1:6

で配置されているんです…!!
それは女性が子宮を守るため、下半身には脂肪が付きやすいようになっているからなんです。
そのため、単なる食事制限をしただけでは、上半身からどんどん痩せてしまい、リバウンドする時は下半身から、という恐ろしい現象が起きてしまうんですね…

さらに重力の関係で下半身には水分が溜まって浮腫みやすく、老廃物が溜まりがちです。

そんな下半身を太くしてしまう原因をご紹介していきます。

浮腫み

浮腫みというのは、本来外に出るべき水分と老廃物が合体したものです。
ならその水分を出せば痩せるんだから、そんなに深刻なものでもないじゃん?と思いますが、実はこの浮腫みがセルライトを作ってしまうんです。

セルライトは老廃物と脂肪の最強タッグで、この2つが一緒になっている限り、脂肪は燃焼することができずどんなに運動しても他の箇所の脂肪が燃えるだけで、肝心の太ももやお尻は脂肪が残ったまま…ということになってしまうんです。

そんな恐ろしい浮腫みの詳細はこちらをどうぞ

便秘

便秘は健康上もよくないし、ダイエットにもよくないというイメージがありますよね。
しかし下半身ダイエットには特によくないんです。

まず便秘になるとお腹周りのリンパが圧迫されます。
そのため、下半身がどんどん浮腫んでしまうんです。

また、便秘になると食べたものが腸の中で腐敗していき有毒なガスを発生させます。
体はその有毒なガスをなんとか無毒化しようと解毒作業を一生懸命頑張ります。
そうすると内臓たちはその作業に追われて、本来すべきエネルギー代謝が後回しになってしまうんです。

つまり新陳代謝が落ちて痩せにくい体になってしまうんですね。

しかも浮腫み+有毒ガスがまたセルライトを招いてしまうという悪循環に陥ります。

タンパク質不足

タンパク質(プロテイン)というと、筋肉ムキムキの方が摂るドリンク!というイメージが強いですが、タンパク質が不足すると下半身ダイエットがスムーズに行われないんです。

タンパク質は筋肉を作るだけでなく、内臓ホルモンの材料にもなっています。

そのためタンパク質が不足すると、内臓の動きが悪くなり代謝が落ちたり浮腫んだりしますし、ホルモンバランスが崩れ痩せにくい体になってしまいます。

タンパク質が不足すると下半身が太る詳細はこちら

糖質の摂りすぎ

糖質の摂りすぎ、と聞いて「私は甘いものあんまり食べてないし」と油断するのは危険です。
糖質は炭水化物に多く含まれているので、パスタやうどん、ピザが好きな方はかなり要注意です。
これらの食べ物は糖質が多いだけでなくタンパク質や野菜が不足してしまうので、太ももやお尻周りにたぷたぷのお肉をつけてしまう原因になります。

糖質の摂りすぎで下半身が太る理由はこちら

また甘いもの以外にも、米菓子のオカキなんかは糖質たっぷりですし、ジャガイモを使っているお菓子も糖質のかたまりです。
パンやサンドイッチも糖質のかたまりなので要注意食品です。

糖質と脂質の掛け合わせはもっとも危険です。
クリームたっぷりのケーキ、ホワイトソース、カルボナーラ、クッキーなどが大好きな方はこちらも参考にしてみてください。

糖質と脂質の組み合わは掛け算で太る

さらに、糖質は体内で水分とくっつく性質があるため、たくさん摂っていると浮腫みを招いてしまうんです。
浮腫むと老廃物が排出されない→老廃物と脂肪細胞がくっつく→セルライトになって痩せにくくなる、ということになってしまいます。

甘いものが好きで下半身に脂肪がつきやすかったり浮腫みやすかったりしている方は、糖質が原因かもしれません。

カフェインの摂りすぎ

毎日コーヒーや紅茶、緑茶を飲んでいる方は多いですよね。
仕事をしている時はコーヒーが欠かせない、という方も多いですし、お茶を飲むときはいつも緑茶という方も多いです。

しかし、カフェインの摂りすぎは肝臓に負担をかけ、老廃物の排出機能を低下させて浮腫みや代謝低下を招いてしまいます。

また、コーヒーは体を冷やす作用があるので、飲み過ぎると冷えによって代謝低下を招いてしまいます。