ダイエット中なのに、なぜかハンバーガーやラーメン、
ポテチやスナック菓子が食べたくなる…
野菜を食べた方がいいのは分かっているのに、フライドポテトが恋しい…
私はなんて意思が弱いんだろう…!
と自分を責めたくなってしまいますよね。
しかし、ジャンクフードをやめられないのには、理由があったんです。
そこで、ジャンクフードがやめられなくなる理由と、やめる方法をご紹介していきたいと思います。
ジャンクフードがやめられない理由とは?
脳がカロリーの高いものを選びたくなる
カナダのマギル大学の研究によれば、人は何かを食べようと思った時、よりカロリーの高いものを選ぶ傾向がある、ということが分かったんだそうです。
それも、どれがカロリーが一番高いか、などは表示されていなくても脳は分かってしまうんだとか!
いつ食事が出来るか分からなかった時代、栄養価の高い野菜ではなく、すこしでもエネルギーを蓄えられるカロリーの高いものを脳が選んでいたと考えれば納得ですが、
この飽食の時代にもまだ「チャンスさえあればカロリーの高いものを食ってやるぜ!」というのはちょっと困りものですね。
中毒性がある
ジャンクフードはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養が少なく、糖質・脂質・塩分などの栄養に偏っています。
これらの糖質・脂質・塩分は脳にとっては刺激が強く、中毒性があることが分かっています。
ある実験では40日間ラットにジャンクフードを与えたところ、薬物中毒者と同じような脳の反応が見られたんです。
特にドーパミンというホルモンの受容体が減少していることが分かり、このドーパミンが減少することで、脳が満足感を得られにくくなるんです。
満足感がなかなか得られないため、より刺激の強いものを求めて、甘いもの・味付けの濃いもの・油っこいものなどをもとめてしまうんですね。
満腹感が少ない
『とろける』食感や『ふわふわ』、『とろとろ』など大好きな女子は多いですよね。
管理人も、ケーキなどのスイーツのパッケージに『とろける』などと書いてあるとついつい買いたくなってしまいます。
しかしこいった食感は、噛む回数が少ないので脳が満腹感を得られにくく、実際のカロリーよりも満足感が感じられず食べ過ぎてしまう傾向があります。
こういう『とろとろ』『ふわふわ』『サクサク』などの食感は舌が喜ぶため、また食べたいと思い中毒になりやすいんです。
ジャンクフードをやめる方法
しかしジャンクフードは太りやすいだけでなく、健康や美容にもよくありません。
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養がほとんどないため、便秘したり代謝が落ちたり、血液がドロドロになったり、肌荒れしたりととにかくいいことがありません。
そこで、少しでもジャンクフードを食べないで済むための、誘惑に打ち勝つ方法をご紹介します。
方法1.空腹で食べ物を選ばない
空腹の時こそ、脳は高カロリーのものを欲しがってしまいます。
お腹が空いている時に、ヘルシーは野菜を食べたい、という気持ちにはあまりならず、ガッツリ焼肉や丼もの、ラーメンなどが食べたくなった、というのは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
ヘルシーな食事を心がけたいなら、空腹な状態で食事を選ばず、野菜ジュースや温かいお茶など飲んで、空腹を落ち着かせてから食事を選ぶことで、ジャンクフードを食べたいという気持ちを和らげることができます。
方法2.すっぱりやめる
中毒性があるもの、というのは脳が正常な状態に戻れば特に欲することはなくなります。
そのためには、だんだん減らす、というよりも一度すっぱりやめてみるほうが効果的です。
最初は週に2回、などと決めて減らしても、脳がどんどん刺激を求めてそのうち3回、4回と増えていきがちです。
すっぱりやめるのは、最初の2~3日はツライですが、慣れると気にならなくなります。
方法3.タンパク質をしっかり摂る
ジャンクフードをたくさん食べていると、不足しやすいのがタンパク質です。
タンパク質は体内でアミノ酸に分解されますが、このアミノ酸はホルモンの材料になります。
脳内のホルモンバランスが乱れると、より刺激の強いものを求めてしまうので、ジャンクフードが食べたくなってしまいます。
そのため、ホルモンバランスが崩れないようにタンパク質をしっかり摂っておくことはとても大切です。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンというホルモンも、タンパク質不足だと作られにくくなってしまいます。
セロトニンが不足すると、幸福感を得ようと甘いものがほしくなったり、ジャンキーなものがほしくなってしまうので、普段から赤身のお肉やお魚、お豆腐、卵などタンパク質をしっかり摂っておくのがおすすめです。
方法4.睡眠をしっかり摂る
最新の研究では、睡眠不足になるとジャンクフードへの欲求が高まることが分かりました。
というのも、睡眠不足になると、脳の判断能力が低下します。
そうすると、栄養のあるものよりも、本来の「カロリーの高いものを食べなきゃ!」という意思が勝ってしまい、ついついジャンクフードを食べてしまうんだとか。
最近どうもジャンキーなものが食べたくなるな、と思ったらまずは睡眠不足を疑ってみましょう。