恋をするとキレイになる、とよく言いますよね。
もちろん大好きな人のためにキレイになりたい、痩せてかわいくなりたい、
という気持ちもあって努力している方も多いかと思いますが、
一方で特に何もしていなさそうなのに、キレイになった、痩せた、という方もいませんか。
実は、恋をすると味覚に変化が起きる、ということが
シンガポール大学の研究で分かったんです。
恋をすると甘みを感じやすく
シンガポール大学の研究によれば、恋をすると通常より甘みを感じやすくなることが分かったんです。
研究チームは、恋をしている女性と恋をしていない女性で、
甘さや苦さなど味覚に違いがあるのかを調べました。
実験に参加した女性に対し、まずは嫉妬、恋心、幸福の感情をどのくらい強く抱いているかを調べました。
そして、そのあと普通の水や酸っぱいもの、苦いものなどを試食してもらい、
味の感じ方に差があるのかを調べました。
そうすると、嫉妬心を強く抱いている方より、恋心や幸福感を抱いている女性の方が、
普通の水でも甘く感じ、酸っぱいものや苦いものでも、
より甘みを感じることが分かったのです。
これは恋をしたときに、脳の前帯状皮質という部分が活性化するためだと言われています。
実際、大好きな人との食事の方が、一人での食事や苦手な方との食事よりも美味しく感じた経験はありませんか。
また、どんなに美味しい料理でも、髪の毛や虫が入っているのを見つけた瞬間、
美味しくなくなったりしたことはありませんか。
これは緊張したりストレスを感じると味覚が変わり、
味を感じにくくなるためだと言われています。
恋をすると痩せやすくなる?
こういった理由から、恋をしている時や幸せな気分でいる時は
甘みを感じやすくなり、結果食べる量を抑えられてダイエットに繋がります。
また、幸福感を感じている時や恋をしている時は、
副交感神経が優位になりリラックスした状態になります。
副交感神経が優位になると消化吸収がスムーズになり、
栄養をきちんと吸収できたり、きちんと消化できることで、代謝が上がったり便秘が解消されて脂肪を溜め込みにくくなります。
ダイエットのために無理して恋をすることはないですが、
好きなDVDやテレビを観ながらご飯を食べたり、楽しい気持ちでご飯を食べることで、
ダイエットに繋がるかもしれません。