
ツライ生理痛。
仕事に行くのも友達と遊ぶのもすべてが億劫に感じてしまい、毎月毎月何とかならないかなぁと思いつつ何となく諦めてしまっていませんか。
鎮痛剤を飲んで我慢していても、その分眠気が襲ってきたり、だんだん鎮痛剤も効かなくなってきたり…
しかし、スムージーに生理痛を和らげる効果があると言われています。
というのも、生理痛は本来健康的な体では起きないからです。
きちんと生の野菜や果物で、ビタミンや酵素、ミネラルを摂り食生活を改善することで、体本来の力が呼び覚まされ、生理痛が緩和するという事なんです。
間接的ではありますが、ホルモンバランスも整いやすくなるので、生理痛だけでなくPMS(月経前症候群)も落ち着きやすくなります。
ただ、いくつか注意点があり、使う食材や飲み方を間違えると逆に生理痛が悪化してしまうこともあります。
そこで、おすすめの食材や飲み方をご紹介したいと思います。
生理痛を緩和するスムージーの材料
生理痛を緩和するためには、ホルモンバランスに合わせてその時に合った食材を取り入れることがおすすめです。
生理前2週間
生理前2週間は、排卵が起こりプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンの分泌量が一気に増えるため、月経前症候群という頭痛や肌荒れ、眠気、イライラ、便秘などが起きやすくなります。
この月経前症候群を抑えるには、女性ホルモンと似た働きをする食品を摂り、相対的にプロゲステロンの働きを抑えるのが有効です。
女性ホルモンと似た働きをする食品は
豆乳、カボチャ、アーモンド、ココナッツオイル、卵黄
などがあります。
スムージーに取り入れるのであれば、豆乳を混ぜたり、アーモンドミルクを使ったり、飲む前に少しココナッツオイルを垂らすといいですね。
生理中
生理中はプロスタグラジンという成分が子宮を収縮させて血液を出すように促します。
この成分が多すぎると生理痛が悪化してしまいます。
このプロスタグラジンはプロゲステロンから作られるので、引き続き豆乳やアーモンドミルクがとても有効です。
また、生理痛はこれだけでなく冷えからくる場合もあります。
冷えて血流が悪くなると、さらにプロスタグラジンを出して痛みが強くなってしまいます。
そのため、
生姜、ココア、シナモン
などの血流をアップして体を温める効果のあるものが有効です。
生理痛を悪化させる食品
今まで生理痛を緩和する食品を紹介しましたが、逆に生理痛を悪化させてしまうものもあります。
それは体を冷やす作用のある夏野菜や、南国のフルーツ、氷を使った冷たいスムージーです。
特にバナナ、マンゴー、パイナップルなどのフルーツはスムージーに使われやすいですし、トマトなどの夏野菜もスムージーによく合うので、生理前~生理中はあまり使わないようにしましょう。
夏場は冷蔵庫で果物や野菜を冷やしていると思いますが、出来れば常温に戻してからスムージーを作るようにしたり、シナモンやショウガパウダーなどをふりかけて飲むようにしましょう。
好転反応の可能性もあります
スムージーを飲んですぐは、生理痛が悪化することがあります。
それは、スムージーを飲んで血行をよくしたり血液をサラサラにしてデトックスを行うことで、体の毒素が一時的にドッと出ようとするので、好転反応として生理痛が悪化してしまうんです。
好転反応は一時的なものなので、すぐにやめてしまってはもったいないです。
好転反応は数日程度でおさまるので、少し様子を見てみましょう。