
ダイエットをしている方なら、少なからず食事で何かを我慢したり、
頑張って運動をしたり、必ず努力をされていると思います。
しかし、その頑張っているダイエット方法が、
絶対にリバウンドしてしまうダイエット方法だったらどうでしょう。
せっかく努力するのであれば、それだけは避けたいですよね。
そこで、リバウンドが確実に起きてしまう危険なダイエット方法を3つご紹介します。
1.カロリー制限ダイエット
摂取カロリー〈消費カロリー
であれば痩せる!というのがこのカロリー制限ダイエットの基本ですが、
消費カロリーを増やすよりも、摂取カロリーを減らして食事制限で痩せよう、というところに危険が潜んでいます。
たしかに食べ過ぎて太っている場合、ある程度のカロリー制限は必要です。
しかし極端なカロリー制限や、栄養素を無視したカロリー制限は
筋肉を減らしたり代謝を落としてしまい、太りやすい体を作ってしまいます。
カロリーというのは、その食べ物を燃焼するのにどのくらいの熱量が必要か、
ということで計算されています。
そのため、カロリーが低いものばかり選んで食べていると、熱が作れず冷えやすい体になってしまうんです。
体が冷えると浮腫みやセルライトを招いてしまうので、
せっかく頑張っていてもどんどん痩せにくい体になってしまいます。
また、栄養素が偏ると、糖質や脂質をエネルギーに変換するために必要なビタミンが足りず、結局余ったものが体脂肪になったり、鉄分が足りず代謝が落ちて脂肪がつきやすくなります。
カロリー制限のダイエットは、たんぱく質が豊富なお肉やお魚、卵などを減らすことがほとんどなので、
浮腫みやセルライトを引き起こしたり、筋肉が減って代謝の悪い体になってしまいます。
また、脳は幸福感を感じていると消化や代謝がアップするという研究データもありますが、
カロリーばかりを気にして美味しく食事ができていない場合、それも太りやすい原因になってしまいます。
カロリー制限ダイエットは、そういった太りやすいというデメリットもある上、
だいたいが途中で我慢が爆発して過食してしまいますし、
元の食事に戻すと当然体重はもどるので、太りやすい体になっている上に摂取カロリーが戻って、
ダイエット前よりも体重が増えてしまった…という結果になることがほとんどです。
カロリーを考えて食事をセーブすることは大切ですが、
カロリーばかりにとらわれてストレスがたまるようであればストップしましょう。
2.単品ダイエット
昔流行ったゆで卵ダイエットや、リンゴダイエット。
その食品のみを単品で食べ続けるダイエットのことです。
単品ダイエットは、数日であればあまり問題もありませんし、
リンゴなどはビタミンや食物繊維も豊富で、不足しがちな酵素も補るので、
デトックス兼ねて2〜3日であれば確かにダイエットになります。
しかしあまり長い期間続けると、必要な栄養素がとれず、筋肉が落ちて代謝が落ちたり、
たんぱく質やビタミンが足りずお肌がガサガサになったり、
食物繊維が足りず便秘になったり、と必ず弊害が出てきます。
特に、下半身のダイエットには、浮腫ませないためにたんぱく質とビタミン、鉄分が欠かせませんし、
便秘による浮腫みはご法度なので食物繊維も必要です。
それらの栄養素を全部パーフェクトに備えた食品はありません。
完全栄養食品と言われる卵だって、食物繊維が足りませんし、
フルーツではたんぱく質が圧倒的に足りません。
また、一つの物しか食べられないというストレスが爆発し、過食してしまう原因になもなるので、
最初からストレスのたまらない、バランスのいい食事をしたほうが懸命です。
プチ断食として、フルーツやヨーグルトのみを1〜3日摂るのは問題ありませんが、何日も続けるのはやめましょう。
3.下剤ダイエット
便秘がちな方や、食べる量が多い方は下剤を使ってダイエットしていませんか。
下剤は腸のぜん動運動を無理矢理引き起こす作用があるので、
腸が麻痺し、自分で運動することをどんどんやめてしまうんです。
結果、より便秘がひどくなったり、
ダイエットのために飲み始めてしまったがゆえに、元々は問題なかったのにひどい便秘になった、
という方もたくさんいらっしゃいます。
また下剤は腸を無理矢理動かして排便を起こさせるので、
腸に傷がついていき、大腸ガンなどのリスクも上がってしまいます。
過食がおさまらず下剤を飲んでいる方は、過食の原因を探してゆっくり治していき、
便秘解消のために飲んでいる方は、便秘の原因を探して下剤に頼らなくてもダイエットできる方法を見つけていきましょう。
そうしないと、下剤をやめた時にさらにひどい便秘に悩まされ、
老廃物がたまりやすく太りやすい体になってリバウンドしてしまいます。
いかがでしたか。
どれもよくあるダイエット方法なだけに、つい気軽に始めてしまいそうですが、
必ずリバウンドしたり体調を壊したりという弊害が出てきます。
当てはまる方はすぐにストップし、健康的に続けられるダイエットへシフトしていきましょう。