ダイエット中の太らない焼肉の食べ方ルール

ダイエット中はあれも食べちゃだめ、これも食べちゃダメ、と何かと食事を制限して頑張る事が多いですよね。

そのうちの代表の1つに、焼肉があります。

焼肉はカロリーも高く、脂肪も多いので太るイメージが強いですが、食べ方を間違えなければむしろダイエットにいい食べ物なんです。
韓国の女性は細いけど焼肉やサムギョプサルなどをよく食べてますしね。

そこで、焼肉がダイエットにいい理由と、太らない焼肉の食べ方をご紹介していきたいと思います。

焼肉

焼肉がダイエットにいい理由とは?

理由1.タンパク質が豊富

焼肉は、普段不足しやすいタンパク質をしっかり摂取することができます。
タンパク質が不足すると、筋肉量が減って基礎代謝が低下し太りやすくなるだけでなく、甘いものがやめられなくなったり、冷えや浮腫み、ホルモンバランスの乱れを引き起こしてしまいます。

特にダイエット中でお肉やお魚、卵をあまり食べないようにしている方は、タンパク質が不足しやすいです。

ヘルシーなものを、と思って野菜や海藻類、こんにゃくを意識して食べているのに、無性に甘いものがほしくなる、体重は落ちてきたけど貧相に見える、そんな方はタンパク質をしっかり摂るのがおすすめです。

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理由2.低糖質

焼肉は、白米や〆のクッパなんかを食べなければ糖質がとても少ない食事です。

糖質は摂りすぎると血糖値を急上昇させ、インスリンというホルモンをたくさん分泌させてしまいます。
インスリンが分泌されると血液中の糖分が中性脂肪に変換され、それがエネルギーとして使いきれないと体脂肪として体についてしまいます。

焼肉は糖質量が少なく、血糖値をゆるやかに上昇させるので、インスリンがあまり分泌されず体脂肪がつきにくいんです。

また、血糖値はゆるやかに上昇すると下降もゆるやかになりますが、血糖値は下がった時にお腹がすいたと感じるので、お腹がすきにくくなり、腹もちがよくなるんです。

太らない焼肉の食べ方ルールは?

そんな焼肉ですが、好き勝手食べてしまっていては、さすがに太ってしまいます。
焼肉をダイエットにうまく活用するには、いくつかルールがあります。

ルール1.まずはナムルやキムチの野菜を

ナムル

焼肉を食べ始める前には、まずはナムルやキムチなどの野菜を食べましょう。
そうすることで、繊維質が先にお腹に入るので糖質の吸収がゆるやかになり、脂肪がカラダにつくのを防げます。
キムチは脂肪を燃焼してくれるカプサイシンが含まれているうえ、腸内環境を整える乳酸菌も豊富なので、積極的に食べるようにしましょう。

また、焼肉はタンパク質と脂質に栄養が偏りやすいですが、お肉などのタンパク質は腸内の悪玉菌の大好物です。
そのため、お肉だけを食べていては腸内環境が悪化して便秘を引き起こしてしまいます。

腸内の善玉菌のエサになったり、便秘を解消する効果のある野菜やきのこ類もしっかり食べるようにしましょう。

ルール2.白ご飯は食べない

白米

こちらでもご紹介しましたが、糖質と脂質の組み合わせは最もカラダに脂肪がつきやすいんです。
糖質と脂質の組み合わせはかけ算で太る

そのため、お肉の脂肪とお米の糖質はとっても太りやすい組み合わせなんです。

焼肉が太る、というイメージがあるのは、お肉をお米を食べることが多いからかもしれませんね。

お肉を食べる時は野菜&お肉だけにして、白ご飯は我慢すると太りにくいです。

ルール3.スープも忘れずに

ワカメすーぷ

生野菜やキムチなどを最初に多めに食べることで、体が冷えやすくなってしまいます。

わかめや、卵などのあっさりスープを一緒に摂ることで、体を温めて代謝をよくします
わかめには脂肪の吸収を抑える効果があるので、体脂肪をつきにくくしてくれます。

また、温かいものをゆっくり飲むことで、満足感が得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐことにもつながります。

ルール4.お肉は赤身がおすすめ

akami

お肉は脂肪が少ない赤身がおすすめです。

赤身のお肉には、脂肪を燃やす効果のあるL-カルニチンが含まれています。
このL-カルニチンは野菜やお米には含まれていないうえ、年々体内で作られる量はへっていき、代謝が落ちて太りやすくなってしまいます。

赤身のお肉をしっかり食べることで、代謝のいい体作りをサポートしてくれるんです。

また牛肉赤みには鉄分が含まれていますが、この鉄分はほうれん草の鉄分と一緒に摂ると体内吸収率が10倍にもアップします。

鉄分が不足すると、全身に酸素がうまく運べないため、代謝が落ちて太りやすくなったり、お肌の代謝が落ちてシミやニキビなどの原因にもなってしまいます。

貧血になりやすい女性は特に、ほうれん草のナムルなどと一緒に食べたいですね。

ルール5.お肉はサンチュと一緒に

サンチュ

せっかく焼肉に行ったら、赤みのお肉だけでなくカルビなどもちょっと脂身のおいしい部位も食べたいですよね。
そんな時はサンチュや薬味と一緒に食べるようにしましょう。
野菜の食物繊維を一緒にとることで、脂肪の吸収を抑える効果があります。

また、野菜を一緒に食べることでボリュームアップでき、お肉の食べ過ぎを防いで野菜のビタミンや食物繊維をしっかり摂ることができます。

韓国の女性は焼肉をよく食べるそうですが、必ずと言っていいほど、お肉はサンチュで巻いてキムチやナムルもたくさん食べるそうです。
お肉:野菜=1:2くらいのイメージでしっかりサンチュや野菜を食べましょう。

ルール6.〆はナシ!

ビビンパ

焼肉屋さんに行くと美味しそうな〆料理もたくさんありますが、〆を食べてしまったら糖質をたくさん摂ってしまいます。

どうしても食べたい時はスープクッパやビビンバをみんなでシェアしましょう。
ビビンバは野菜も多いので、糖質の吸収が抑えられ、体脂肪がつきにくくなります。