プチ断食などでデトックスするダイエットが流行っていますが、空腹感を我慢できそうになくなかなかチャレンジできてない方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、7号食ダイエットです。
7号食ダイエットは断食ではなく、10日間玄米だけを食べるデトックスダイエットで、空腹感をほとんど感じずにダイエットできるうえ、しっかりデトックスもできるので代謝がよくなったり便秘が解消されたりする、とてもおすすめのダイエット方法なんです。
そこで、7号食ダイエットの効果ややり方、失敗しない方法などご紹介したいと思います。
7号食とは?
そもそも7号食とは、私たちの食事を7段階に分けた、7番目の食事のことを7号食と言います。
7号食
玄米のみ、または玄米と雑穀米を半々に混ぜたものだけを食べること。
6号食
7号食に、お漬物少しと具沢山のお味噌汁をつけたものを食べること。
5号食
6号食に、季節の野菜だけを使ったおかずを1品つけたものを食べること。
4号食
5号食に、もう1品季節の野菜のおかずをつけたものを食べること。お肉や魚が入っていても大丈夫です。
3号食
玄米にかかわらずご飯と、野菜やお肉などを使ったおかずが3品ついたものを食べること。
2号食
3号食にさらにおかずが1品増えたものを食べること。ご飯の割合がかなり少なくなり、脂肪分や添加物などが増えます。
1号食
好きなものを好きなだけ食べます。お酒やスイーツ、パン、ラーメンなどもここに入ります。
このうち、7号食〜4号食は、健康を維持するのに向いている食事で、3〜1号食は不定愁訴(ふていしゅうそ)または未病と呼ばれる、『病気ではないけどなんとなく体調がよくないこと』が増えたり、ガンや脳卒中などの生活習慣病のリスクを上げてしまいます。
不定愁訴
不定愁訴とは、東洋医学では未病などとと呼ばれますが、以下のような症状が続くとこを言います。
健康的になろう!と思った時に多くの方が体にいいものを摂ろうとする傾向がありますが、私たちの体は、いいものを摂ることの健康効果は30%程度、逆に悪いものを食べないことの健康効果は70%と言われているほど、『体にとってよくないもの』を取り入れないことはとても大切なんです。
テレビ番組や雑誌で健康食品が紹介されているとついつい試してみたくなりますが、それよりも体に負担をかけているものを食べなくするほうが、健康には大切なんですね。
7号食ダイエットは、まずは10日間7号食だけで過ごすダイエットで、普通体型の人で3〜4kg、肥満傾向の人で5〜8kg体重が落ちますが、そこがゴールではなく、その食事を通して自らの食生活を見直していくことが本来の目的なんです。
7号食ダイエットで痩せる理由
7号食ダイエットでは10日間玄米だけで過ごしますが、体に悪いものを食べないことで、
- 老廃物をデトックス
- 血行促進
- 便秘解消
- 自律神経を整える
といった効果が得られます。
老廃物をしっかりデトックスすることは、美容や健康にもいいですし、内臓の働きがアップして代謝がよくなり、痩せやすくなります。
老廃物がデトックスされることで血液もサラサラになるため、代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなるだけでなく美肌効果もあります。
口コミを見ると、お肌が白くなった、毛穴が小さくなった、ニキビが消えた、というような口コミがあります。
これは体内の老廃物が排出されるのと、血行がよくなりお肌の代謝が上がることが関係しています。
また、玄米には食物繊維が豊富に含まれているので、便秘も解消されます。
便秘になると腸内に溜まった便がお腹周りの血管やリンパ菅をアッパクし始め、下半身の浮腫みや代謝低下を引き起こしてしまいます。
そうすると、下半身に水分や老廃物が溜まり、セルライトを作る原因にもなってしまい、下半身がどんどん痩せにくくなってしまいます。
便秘を解消することで、全身の血行やリンパの流れを戻すことができるので、ダイエット効果がアップします。
これらの老廃物がデトックスされる効果や、便秘解消効果、血行促進に効果は、自律神経を整える効果にもつながり、不眠を解消する効果にもつながっていきます。
単純に体重を落とすダイエットではなく、体の中から健康になれるダイエット方法なんですね。
7号食ダイエットのやり方
7号食ダイエットのやり方はとてもシンプルで、10日間玄米だけを食べて過ごします。
その間、カフェインの入った飲み物やアルコールも禁止で、お水か、ノンカフェインのお茶を飲みます。
外食の予定が入っている時はなかなか実行できないのが少し難点ですが、予定をあけてチャレンジしてみましょう。
味にどうしても飽きてしまう方は、無添加のお漬物か梅干し、ごま塩を少し加えても大丈夫です。
玄米を食べる量には特に制限はなく、お腹が空いたら玄米を食べる、といった感じで、断食などのように空腹感がないので、リバウンドも少ないダイエット方法です。
目安としては1日に600gくらいを食べるようにしましょう。
また、7号食ダイエットをするにあたって以下のようなポイントもあるのでおさえておきましょう。
しっかり噛む
玄米は殻が硬いので、しっかり噛んで食べないと、人によっては消化不良を起こしてしまいます。
しっかり噛むと満腹中枢が刺激されやすくなりますし、唾液をたくさん分泌させることで消化がよくなり、胃にかかる負担を減らせるので、内臓の負担を軽減することにもつながります。
寝る4時間前になったら食べない
7号食ダイエットは基本的に玄米をいくら食べても大丈夫ですが、寝る4時間前になったら食べるのをやめておきましょう。
寝る前にご飯を食べてしまうと、寝ている間に胃が消化で働かなければならず、ゆっくり体を休めることができず、睡眠の質が低下してしまいます。
また、睡眠中というのは血液中の糖分をまずエネルギーとして使いますが、それがなくなったら脂肪を分解してエネルギーにします。
しかし寝る前にご飯を食べてしまうと、血液中の糖分が増えてなかなか脂肪が分解されず、痩せにくくなってしまいます。
ダイエットのためにも健康のためにも、寝る4時間前になったら何も食べないようにしましょう。
回復食をしっかり
玄米だけを食べる7号食ダイエットですが、この10日間が終わってすぐいつもの食事に戻してしまうと、胃腸に負担がかかったり、吸収率がよくリバウンドの原因になってしまいます。
回復食は、11〜13日目は7号食に具なしのお味噌汁、14〜16日目は7号食に野菜を使った具足のお味噌汁を付け足すようにしましょう。
好転反応が出たら無理しない
7号食ダイエットでは、体内の老廃物が一気に排出されようとするので、一時的に頭痛や怠さ、肌荒れなどの好転反応が出ることがあります。
これは体に害があるわけではなくむしろいい事ですが、体調が悪くなったらムリせず中断しましょう。
今まで食生活が乱れていた人ほど、この好転反応が出やすいです。
そういう方は、7号食ダイエットをする前に、普段の食事で玄米を取り入れたり、添加物や動物性のものを控えておくと、7号食ダイエットを始めても好転反応が出にくくなります。
7号食ダイエットでリバウンドしないために
7号食ダイエットは、食事を一時的に制限するので、それが終わったあとはリバウンドしてしまう可能性もあります。
7号食ダイエットでリバウンドしないためには、回復食に気をつける必要があります。
7号食で胃腸を休めてデトックス力をアップしていたのに、急にそれまでの食事に戻してしまうと内臓に負担がかかったり、カロリーや栄養を今まで以上に吸収しようとし、リバウンドしてしまいます。
7号食ダイエットは10日間とけっこう長いので、終わった後すぐにお肉やガッツリしたものが食べたくなるかもしれませんが、回復食に気を付けましょう。
7号食ダイエットは何回するのがいい?
7号食ダイエットは、もともと短期間やってはい終わり!というものではなく、7号食を続けることで、食生活を見直し、その後の食生活もできるだけ7〜4号食にして健康的に過ごすのが目的です。
そのため、7号食ダイエットは年に1回行えば十分ですが、そのあと食生活が乱れたり、3〜1号食が続くようであれば、リセットするために7号食ダイエットを定期的に取り入れるようにしましょう。
7号食ダイエットの口コミ
便秘も解消されて、体重も4㎏減りました。
玄米ってまずいイメージでしたが、よく噛んで食べると甘くておいしいです。
10日間はちょっと飽きてしまって、途中ふりかけとか海苔とか使いましたが、それでも体重が減って浮腫みもスッキリしました。
外食したりできないのがツライですが、お金もかからないのでまたやりたいです。